
ずっと気になっていたお店に夫婦で訪問出来ました♪

背筋が正されるような至福の食事体験

店主との会話も含め、とても楽しい時間を過ごせました。
カウンターで楽しむイタリアンレストランというコンセプト。
趣のある暖簾をくぐると、そこは大人の男女が好む空間が広がっていました。
店主自ら厳選した旬の食材、素材を最大限に活かした調理法。
シェフお任せコースを中心に、唯一無二の食事体験をさせていただいた気がします。
今回は神奈川県大和市中央林間に構える、イタリアンの人気店「巣鷹cucinaSUDAKA」を紹介していきます!

中央林間駅から徒歩数分「巣鷹cucinaSUDAKA」訪問後の感想

トスカーナ料理とイタリアンワイン「巣鷹」さん。
ヤミツキヤマトでの発信活動を始める前から、夫婦で気になっていたお店の1つでした。
この度、素敵な縁にも恵まれ、娘も当時と比べて成長したというタイミングもあり、ディナータイムに夫婦で訪問することが叶いました。

店内にワクワクしながら一歩踏み入れてみると、L字型のオシャレで存在感あるカウンター席が目に入ってきます。
段差があり、1段あがってカウンター席の最奥へ。
入り口から見て右側がカウンター席、そして厨房となっていました。

店舗最奥にはプライベートなボックス席もあり。
事前予約は必要ですが、子連れも問題なく誕生日会などお子様連れでの来店も少なくないそうです。

今回堪能した「シェフお任せコース」を中心としした料理紹介は後半に記載しましたが、まず訪問後の余韻残るタイミングで残しておいた感想を紹介させてください。

派手さが先行し一方的に「どうだ私の料理は美味しいだろ」とお客さんに仕向けて言わせる美味しさじゃなく、巣鷹では食べた人がちゃんと一呼吸して感動を味わえる気がしました。
料理を出す人、食べる人は、相手あってのコミュニケーションなのだと再認識。

だから巣鷹の料理提供がカウンター席を基本としているのかな、と勝手ながら夫婦で話していました。
地に足をつけて、食べる時間を真の意味で噛みしめ、味わう。


歳を重ねれば重ねただけ感動が深まる場所なのかもしれない。
感覚が鋭敏になれる。落ち着いた場所を好む人におすすめしたいですね。
熟練した人の手ほどきでイタリア料理を味わう体験は、省人化の飲食店とはまた違った価値が増します。

人がいてこそ価値が高い。密度の高いイタリア料理の食体験。
廃れない価値を見極めてきた人だからブレない軸を持つ。

そんな「巣鷹」店主から発せられる言葉、料理提供時の洗練された所作、そして言うまでもなく美味しく、見た目も美しい料理の数々。
元大手有名イタリアンアパレル時代を経て、独立開業して10年。
一流の方の仕事への情熱、姿勢を感じることが出来ました。

円安や物価が上がっている状況で気軽に海外旅行とは行かないかもしれませんが、巣鷹へ行くという選択は、可能な限り海外の暮らしを感じられる方法かもしれません。

イタリアの土壌から育まれたイタリア人の発想と味の再現。
そんな料理を空気感ごと味わえる「巣鷹cucinaSUDAKA」。
2025年スタート早々、忘れえない食事体験となりました。
ぜひ記事の後半、SNSでの紹介投稿もみていただき、足を運んで欲しいお店です。
ご馳走でした!!

イタリアトスカーナ料理とワイン!!「巣鷹」の訪問前ポイント

ちょっと真面目な紹介をした後なので、軽く訪問前のポイントを紹介♪

と、簡単にまとめてみました。
ディナータイム、ランチタイム共に、事前予約をして訪問するのがベストですね。

定番メニューに関しては、数種類ほどとなり、その日その日の仕入れ、入荷、気分によってアレンジしているとのこと♪

この記事を公開する2月中旬では、ホワイトアスパラガスや北海道産のアスパラガスなどを旬の食材として提供中!!

基本的にはディナータイムメインのお店ですが、厳選したオススメメニューやイタリアンワインを通販で購入することも出来るのが凄い!

リンク先は記事最下部にまとめておいたよ。

2025年2月現在では、11時から13時の時間帯にて、お任せランチコースの予約が出来るようでした。

- 3,800円のコース(前菜・パスタ・メイン)
- 4,800円のコース(前菜・パスタ・メイン)

上記2種類での提供で、席料は別でかかるよ!
「巣鷹(クッチーナスダカ)」で堪能した料理を紹介!


訪問時に食べたもの!!
- レバーペーストのクロスティーニと白インゲンのスープ
- カプレーゼ
- リボリータ
- 巣鷹のボロネーゼ
- 牛頬肉のボッリート
- トモサンカクのタリアータ

店主の君塚さん曰く、使えるものは全部使うのが(イタリア料理の)根底にあるらしい。
野菜や肉にしても魚にしても捨てることはほとんどないという「巣鷹」。
魚料理も全て釣ってきたのをお出ししているとのこと。骨も取っておいて、出汁取りに使ってカレーに使ったり。
カウンター席をお勧めする理由は、一皿、一皿が提供されるままでの間を楽しみつつ、心地よい調理音、香しい匂い、そして近い距離感でこそ生まれる会話も楽しんでもらいたいから。

私どもは飲食店をたくさん訪問しておりますが、決して食通でもグルメとも思っておりません。
だからこそ、滞在中に教えていただいた会話内容も含め、本当に楽しく。
「夢を見ているような幸せで豊かな食べる時間」を過ごせた気が致します。
以下から一緒に疑似体験をしていただければ嬉しいです。
そしてぜひ訪問して本物の体験で上書きしていただければ幸いです。
一品目「レバーペーストのクロスティーニと白インゲンのスープ」

クロスティーニとは、イタリア語で「小さいトースト」
巣鷹では前菜の盛り合わせをやらないそうです。それをやると前菜で終わってしまうから。
アミューズとして提供される一皿って、凄い重要ですよね。
ここからの料理の期待をグングンあげてくれる。

レバーペーストも全く臭みもなく、一口かじると心の中で「おぉ!」となりましたね。
君塚さん自身、イタリアンアパレル時代以降も海外で外食をする回数はかなり多くて、自分の中でイタリア料理のイメージが常に更新され蓄積されているようでした。
それを日々、自身で改善しつつ表現している。
そんなお話を伺いつつ、野菜の旨味が凝縮された白いんげんのスープを飲み干し、ここから体験できるであろう「イタリア中部のトスカーナ州(フィレンツェやピサの斜塔で有名)」の料理への期待値は既に最高潮になっていました(笑)
二品目「カプレーゼ」

「プロシュート(Prosciutto)」とは「イタリア産の豚もも肉で作られたハムの総称」。
豚もも肉を皮付きのまま塩漬けにし、燻製を行わずに作られているそうです。
ヨーロッパでは非加熱ハムが一般的なのでプロシュートはほぼ非加熱の生ハムと考えて良いそう。
そして、豚肉を塩漬けにして熟成させた「グアンチャーレ」(頬肉を使用)。
写真左からプロシュート、グアンチャーレ(頬肉、白いハム)、苺の上にサラミ。丸いのはモッツァレラチーズでブラータという。モッツァレラチーズの中に生クリーム入り。

チーズや苺がある一皿について、単体で食べても充分美味しいが、ブラータや生ハムで苺やチーズをくるんで食べるのがオススメ!
プロシュートは塩がやわらかく染み込んでいて、口に入ると塩味がなめらかにほどける。
カプレーゼと料理名を暫定的に書きましたが、一括りには決して出来ない調和。
料理ってやっぱり凄い!!と強く感じましたね。

11月には、皮ごと食べられる黒いちじくを手に入れられるので、入荷をお知らせすると毎年常連さんが食べにきてくれるそう。
イタリアでは夏に黒いちじくを食べるそうで、旬の料理の代表格のような存在なのだとか。食べてみたい。

苺の甘みが最初に舌に届き、次にハムの塩味が届き、なめらかに味が変化していく。
味のマリアージュってこういうことなのかも。
イタリア店によくある組み合わせはハムとメロン。
今回の苺もそうでしたが、ラ・フランスとハムの組み合わせも巣鷹でもやるそうです♪
三品目「リボリータ」

リボリータとは、トスカーナ地方の冬の定番スープ料理だそうです。
家にある残り物野菜やパンを浸して煮込む。
「リ」は再び、「ボリータ」は煮込むという意味。
あえてSDGsと言わなくても、イタリアにも古くから野菜を余すところなく使う文化があるからこそ成立している料理。
今回入っているチーズはカチョカバロ。カチョカバロは、ひょうたん形のチーズ。
塩味が控えめで、ミルクの味わいを楽しめるのが特徴で、焼いたりして煮込んだりして食べるのが良いそう。

体調が悪い時でもリボリータなら体が受け付ける。
イタリア人じゃなくてもイタリア・トスカーナの母さんが作ってくれそうな懐かしさと優しさが伝わって来ました。
野菜の出汁がわざとらしくない、自然に出てるから?
同席したお客さんが争奪戦になるスープかも、笑。
肩を寄せ合って美味しさに共感しながら食べられる。そんなイタリア料理の懐の深さを感じます。

イタリアではトリッパの屋台があって、お昼に食べるのが本来。
サンドイッチに挟んで。単体でも食べるけど。そんなイタリアの食文化の話が興味深かったです。
中央市場にあるトリッパ屋があって。それが美味しいそう!
センッア パニーノ(Senzapanīno)と言えば、煮込み料理だけ出してくれてトスカーナパンもつけてくれる。
いつか家族で行ってみて、トリッパ屋で注文したいなぁ。そんな会話をしていました。
心だけでもイタリアに♪
トリッパとは、イタリア語で「動物の胃袋」を総称する言葉です。 牛には4つ胃袋があり、日本語では第1胃袋を「ミノ」、第2胃袋を「ハチノス」、第3胃袋を「センマイ」、第4胃袋を「ギアラ」と呼びます。 イタリアン料理で使われている食材の「トリッパ」は、第2胃袋である「ハチノス」のこと。
四品目「巣鷹のボロネーゼ」

巣鷹のボロネーゼはひき肉は使いません。
端肉を使っているとは思えないほど、お肉がほろっほろ。

巣鷹のボロネーゼ。今すぐもう一回、この写真の一口を一気に頬張りたいです。
自分は「人生でボロネーゼを食べたことがなかったんだ!?」と思わず言ってしまったほどの衝撃。
うん10年抱いてきたボロネーゼの概念が覆った瞬間でした。
ボロネーゼにボロネーゼ用の肉はなく、
肉を捌いた時に残った硬い肉などを使ってパスタとあえて作ったという発想だそう。

食べ進めると、香り豊かな黒胡椒の粒とご対面。
香味野菜3種類、黒胡椒、赤ワイン、そしてイタリアの出汁ブロード。
厳かな気持ちになれました。
黒胡椒なしで食べても美味しいが、黒胡椒が魔法のスパイスになる。
余韻が残っている間に次の肉料理が出来上がり、テーブルに。
五品目「牛頬肉のボッリート」

牛ほほ肉のボッリート。煮込みの肉料理!
まず最初に感じたのは芳醇すぎる香り。
舞茸は表面だけカリッと焼いてるそうなので、その香りなのかな。
キノコを割って避けて真ん中からナイフで切ってみようと思い、舞茸をずらしてみたのが以下写真。

物凄く存在感のある魅惑の牛頬肉とのご対面。
牛頬肉をお水と香味野菜とお塩だけで味付け。素材にちゃんと力が備わっているからスッと潜在能力を引き出してあげた感じでした。
キノコをどかしてナイフできると見栄え良く美味しく食べられる。お肉がほろほろ。

ナイフでスッと入っていく手応えから柔らかさが食べる前に伝わる。
肉は3-4日塩漬けしているそうです。味付けがシンプルなのに豊かな味わいが広がる。
食べた後の臭みがなくて、さっぱりしている。

お肉をソミュールに漬けて、水と塩とニンニク、ローズマリー、ローリエ、鷹の爪、ブラックペッパー、沸かして冷やしたものに肉をつけると、肉の赤いのがほぼ出て臭みがでない。
レバーペーストも全部同じやり方。食後の変な臭みが残らない。と君塚さんに教えていただいた。
食べた後のイタリアンワインがより格別に感じられるひと時でした。

肉を美味しく焼き上げるプロの技「ソミュール液」ソミュール液とは、主にフレンチの豚肉加工品・シャルキュトリを作る際に使われているもの。
六品目「トモサンカクのタリアータ」

最後の肉はトモサンカクのトリアータ!!
卵焼きに添えのグリルサラダとして舞茸、ルッコラセルバチカ。
季節によってお野菜を変えているそうで、その時ならではの一皿となる堂々たるメインの一皿。

舞茸に感動していた姿を見て、こちらにも舞茸を使ってくれる粋なはからい。
調理法が違うだけで、舞茸も異なる深みのある味わいに。
一口目にお肉にかぶりつくのが勿体なく、食べ始めたメイン料理。既に幸せな気持ちでした。

そして、タリアータ!柔らかさ、噛みしめるほど溢れる肉の旨味。
ここでは逆に言葉は少なく、お互い文字通り噛みしめていました。
こだわりぬいた調理器具、そして熟練の技による火入れ。
感動が上書きされ表情筋が崩壊。顔の筋肉が溶けてた気がします。美味しかった。

全ての料理を堪能して思うことは、初体験の連続で、決してガツガツと食べる料理ではありません。
「食」を楽しむ時間を心から堪能できた気がします。
イタリア人の現地の親父さんのように、プロフェッショナルとして造作もなく作り上げる君塚さん。
ぜひ多くの方に知ってほしいお店でした。
「巣鷹」のメニューを紹介!店内にあるイタリアンワインは全て購入可能!!


以下写真タップで拡大して見ることが出来るよ!





お店と同じメニューを購入できる公式ECサイトも要チェックです!
イタリアンワインは仕入れ価格から全て一律での価格上乗せとしているので、希少なワインほどお得に買えるかもしれません!
→「巣鷹オンライン注文サイト」はこちら!!
巣鷹のコース料理について


以下のコースは全てにアミューズ、デザートとCaféがついてきます!
シェフのお任せコース 5,900円(税込) 4品
アンティパスト(冷菜)+アンティパスト(温菜)+プリモピアット(パスタ)+セコンドピアット(肉料理)

旬の厳選素材を使う全てシェフにおまかせ頂くコースです。
お誕生日や記念日、ご接待、ミニパーティーなど、お使い頂くその日のシチュエーションに合わせてご利用ください。
シェフのお任せ 和牛タリアータ(ステーキ)コース 6,900円(税込) 4品
アンティパスト(冷菜)+アンティパスト(温菜)+プリモピアット(パスタ)+セコンドピアット(和牛ランプのタリアータ)

トスカーナスタイルで焼き上げた和牛トモサンカクをメインにしたコースをお楽しみください。

特選素材を使った、シェフのお任せコース 8,800円(税込) 4品
アンティパスト(冷菜)+アンティパスト(温菜)+プリモピアット(パスタ)+セコンドピアット(和牛ランプのタリアータ)

厳選素材で作るトスカーナを体感できるコースです。
Tボーンステーキ フィオレンティーナコース 9,800円(税込) 3品
アンティパスト(冷菜or温菜)+プリモピアット(パスタ)+セコンドピアット(Tボーンステーキ600g)

トスカーナ名物、豪快なフィレンツェ風ビステッカをメイン料理にした特別コース。巣鷹 自慢の人気メニューを是非、ご堪能下さい。
「巣鷹cucinaSUDAKA」の口コミ評判&写真ギャラリー

店舗外観や店内雰囲気は以下の写真で確認してみてください!写真タップで拡大できます♪



















































神奈川大和市中央林間駅5丁目「巣鷹cucinaSUDAKA」の店舗詳細
ジャンル | イタリアン |
お問い合わせ | 046-293-5540 |
予約 | 公式/食べログ/Retty/一休 |
住所 | 神奈川県大和市中央林間5-7-25 |
定休日 | 不定休 |
営業時間 | 17:00〜22:30(21:30 L.O) 11:00〜13:00(事前予約制のランチあり) |
席数 | 12席(カウンター6席、L字ボックス席3~4席) |
駐車場 | なし |
支払い方法 | 現金、クレジットカード |
HPなど | 公式HP 公式ECサイト(厳選ワインも購入可能!!) |

イタリア中部のトスカーナ州に行った気分になれる一流の味。
カウンター席だからこそ感じ取れる食事体験をぜひ♪

次回はTボーンを食べると心に決めています。「Tボーンステーキ フィオレンティーナコース」お祝いや節目に予約したい。。。

人生まだ知らないことだらけ。
「外食はした方がいいよ。」と店主の助言がいつまでも心に残りました。
ご馳走様でした。

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